五十肩の検査
五十肩は検査で調べられます
「肩が痛い」「腕が上がらない」「五十肩になってしまったかもしれない」
そうお思いの方は病院できちんと検査を受けましょう。
あなたが五十肩だと思い込んでいても、実はもっと重篤な病が隠れているかもしれません。
肺の腫瘍や心筋梗塞でも五十肩と似たような症状が出ることがあります。
きちんと検査をし、医師の診断を受けましょう。
どんな検査をするの?
〜運動機能検査〜
肩がどの程度円滑に動かせているのかを詳しく知るために行う検査です。
前後左右に腕を動かし、角度まで詳しくチェックします。
また、どのような動作をしたときにどのような痛みが生じるのか等の問診も詳しく行われます。
〜画像検査〜
五十肩というのは、エックス線写真には写らない疾患です。
従ってエックス線写真に何か異常が見られた場合には五十肩ではなく、他の疾患ということになります。
腱板断裂などの疑いがある場合には、MRIや超音波の検査も行われます。
〜局所麻酔薬注射〜
「検査で麻酔薬?」と思われるかもしれませんが、五十肩の検査の場合には使用されることが多いのです。
炎症を起こしていると思われる場所に注射をし、その結果、痛みが和らげば間違いなくその場所で炎症を起こしていることが判明するのです。
この方法は、五十肩の痛みがどの場所で生じているかを調べるために非常に有効な検査方法なのです。
検査によって五十肩が判明したら
五十肩の治し方として一般的なのは、鎮痛薬の使用とストレッチです。
まずは辛い痛みを消炎剤や鎮痛薬で和らげ、ストレッチへと移行します。
鎮痛薬は、痛みの度合いによって内服、座薬、外用薬を使い分けます。