五十肩のテーピング

関節や筋肉、靭帯などの損傷時に役立つテーピング。上手なテーピングは患部の保護と、運動のサポート機能を果たし、症状の悪化予防にもなります。もちろん五十肩にも有効で、「肌が弱いからムリ!」ということでもなければ、是非試して頂きたい治し方です。

現在、テーピング用のテープには多くの種類があり、医療現場から一般家庭にまで広く普及しています。粘着力や通気性、伸縮性に優れているのはもちろんですが、さらに機能性を高めたものもあります。皮膚や体毛には貼り付かずテープ同士でのみ粘着するものや、微弱な電流が発生するもの、中には伸縮性のないものも市販されています。

特に面白いものとしては、キネシオテープやスパイラルテープが挙げられるでしょうか。

キネシオテープは皮膚を持ち上げ、滞っていたリンパや血の流れを改善してくれるテープ。一方スパイラルテープは、体のバランスを調整する神経に働きかけて、体のゆがみを正してくれるのだそうです。これらを使えば五十肩の悪化予防にとどまらず、改善も期待出来そうですね。

ただしどのテープが最適なのかは、五十肩の状態に応じて変わってくるでしょうし、また、自力で最適な巻き方が出来るかどうかもちょっと怪しいところです。やはりテーピングはプロに行ってもらうか、せめてきちんと指導を受けてから自力で行う、というスタイルが望ましいですね。自己流では五十肩の悪化を招く恐れがあり、余り賢明な治し方とは言えません。

テーピングは整骨院・接骨院で積極的に行われていますので、利用してみると良いでしょう。ただ、これらの機関で五十肩の治療を受ける場合は保険適用外となり、全額自己負担となります。