五十肩とゴルフ

五十肩になり、楽器演奏やスポーツなどの趣味を休止した、という方。結構いらっしゃるのではないでしょうか。

肩や腕を動かして痛みが増せば、本能的に「これはしばらく止めておこう」と思いますし、そうでなくても、「五十肩なんだから、あんまり肩を使うのは控えようかな?」となりますよね。

確かに、五十肩の急性期においては、安静が大原則です。体を休ませて、炎症が治まるのを静かに待つべき、とされています。ただ、その後の慢性期に入ると話は別です。適度な運動がすすめられるのですが、これがちょっと難しく、「じゃあ、どんな運動をどの程度までしていいの?」と、迷う方も多いようです。

たとえばゴルフの場合、肩関節を使うのは正面に腕を上げ下げする動作くらいで、あとは体の回転と腕が一緒に動くので、余り負担にならないのだそうです。とはいえ、「ホントにやって大丈夫?」という不安は付きまといます。

ゴルフに限りませんが、やはり個々人の五十肩の状態によって、何をどのくらいやってよいかは変わってくるもの。自分の五十肩の状態を知っている、整形外科等で一度相談してみるのがおすすめです。

ただ、GOサインが出た場合でも自重は必要です。ゴルフで多いケガと言えば腰痛ですが、肩のケガは腰痛の次に多いのだとか。五十肩の上に、ゴルフによる損傷を加えないように、普段以上に気を付けたいですね。

特に寒い時期のゴルフでは、保温を怠らないことが大切。体が冷えて硬くなると、関節や筋肉の柔軟性が低下し、ケガをしやすくなります。温かい服装と、入念なウォームアップを心がけましょう。