五十肩の痛み止め

五十肩の治療においては、時として痛み止めが必要なこともあります。

過度に依存するのは正しい治し方ではありませんが、特に五十肩の急性期における激痛、夜間痛で睡眠障害に陥ってしまうケースでは、体力低下も心配されます。ここは痛み止めで乗り切るのが、上手な治し方と言えるでしょう。

効き目や費用の面からいうと、やはり整形外科など、病院で出してもらう痛み止めが良いですね。

注射、内服薬、湿布などの形態がありますが、特に注射は即効性があり、五十肩の激痛に悩む患者さんに喜ばれるそうです。注射は抗炎症作用の強いステロイドや、局所麻酔薬などが用いられます。

内服薬にはたくさんの種類があり、五十肩の状態や薬の副作用、他の薬との飲み合わせなどを総合的に考慮して、処方されます。「効き目が今ひとつ・・・」という場合は替えてもらえることもありますので、医師に相談してみましょう。

湿布はサリチル酸メチル、メントール、トウガラシエキス、インドメタシン、ケトプロフェンなど消炎成分や鎮痛成分が含まれており、これも痛み止めとしてはかなり優秀です。皮膚から有効成分が浸透し、五十肩の苦痛を和らげてくれます。

ただし、湿布の使い過ぎにはご注意くださいね。湿布は注射や内服薬に比べ、手軽で身近なイメージがあり、巷では気楽に濫用されがち。しかし医薬品であることに変わりはなく、副作用の危険性も当然存在します。

特に最近は、市販の湿布にもインドメタシンなど効果の強い成分が入っています。喘息の人は使用禁止、妊娠中の人は医師への相談が必要、などの注意書きを守るのはもちろんですが、それ以外の人でも長期使用・濫用をしないように気を付けたいですね。

ちなみに、痛み止めの塗り薬も同様です。