五十肩の薬
五十肩。その治し方において近道はなく、症状の進行に応じた地道なケアが必要、と言われています。しかし実際の生活においては、やはり薬の力も必要な時があるはず。激痛を和らげたい、少しでも症状の緩和や予防を図りたい場合は、適切な薬の使用がすすめられます。
安全面や経済面などを考慮すると、薬はやはり整形外科など、病院で処方してもらうのが一番です。しかし、市販の薬でも五十肩に効きそうなものが見られますので、ここでいくつかご紹介しておきましょう。
まず、第一三共ヘルスケアのロキソニンS。ロキソニンは長年医療用としてのみ使用されてきた解熱鎮痛剤ですが、最近市販薬への配合が認められたそうです。痛みの原因物質を速やかに抑えてくれますので、五十肩の苦痛を散らすうえでは、かなり頼りになりそうです。
ただしロキソニンSは第一類医薬品に当たり、薬剤師の説明を受けて購入することになります。薬剤師さんのいないドラッグストアでは購入出来ませんので、ご留意くださいね。
次に、武田薬品工業のアクテージAN錠。この薬はフルスルチアミンやビタミンB6・ビタミンB12の働きにより、痛みの緩和が期待出来ます。またコンドロイチンが関節軟骨の保水性を高め、弾力性の回復に寄与してくれますので、五十肩の緩和・予防にもなりそうですね。
最後に、エーザイのナボリンS。ビタミンB1やビタミンEによる、筋肉疲労や血行不良の改善と、メコバラミンによる神経修復作用が相まって、五十肩に効くそうです。筋肉・血流・神経と、全体的に働きかけていく治し方なのですね。